女性の口臭はきつくなりやすい!原因は「ホルモン」だった!

人の口臭はすぐに感じるけれど、自分自身は口臭はなかなか気付きにくいもの。

歯磨きはしているけれど、なんとなく口臭が気になると悩んでいる方も多くいます。

そして、口臭に悩む方には女性が多いのも事実。

この記事では、なぜ口臭の悩みが女性に多いのかを解説していきます。

女性は、口臭が強くなる時期が多い

口臭といえば喫煙や飲酒の機会が多い、中年以降の男性に多そうなイメージですが、女性は生活習慣由来ではなく、女性特有のホルモンが関わっているのです。

女性特有のホルモンの「エストロゲン」は、唾液の分泌にも影響を与えやすいとされています。

エストロゲンは様々な働きの一つに、自律神経のバランスを整える作用もありますが、女性のホルモン分泌は月内や年齢、妊娠でも変化します。

女性は生涯のなかで変化するホルモンの分泌量によって自律神経のバランスが崩れやすく、心身の変化や不調が起きやすいです。

唾液の分泌量が減ってしまうことも身体の変化のひとつです。

唾液不足は口臭の大きな原因になります。女性の口臭は若いうちからケアしていくことが大切です。

思春期、妊娠出産期、更年期

大きく女性ホルモンのバランスが変わるのは、思春期と妊娠出産期、更年期の3つのタイミングです。女性の身体が変化するライフイベントのタイミングのとき、生理的に口臭が強くなってしまう可能性があるのです。

その他にも、ホルモンは生理周期にも関わっているので、ひと月のなかでも口臭や体臭が発生しやすい時期が女性にはあります。

口臭を完全に消すことは難しいですし、誰しもあるものです。気にしすぎないことも大切ですが、普段の口腔ケアに少しプラスして口臭ケアを意識してあげると自分も快適に過ごせることでしょう。

口臭対策の基本を守る

女性特有の口臭だからといって特別なケアをする必要はありません。

口臭のケアを基本を丁寧に、できることから始めてみることをおすすめします。

ただしい歯磨きをする

正しい歯磨きは、ブラシの毛が広がらない程度に力で、歯ブラシを小刻みに動かし、一本一本の歯を丁寧に磨くことです。歯は立体的な形ですので、歯の形に添ってブラシをあてることが大切です。そして歯間ブラシやデンタルフロスなどを使用して、磨き残しが多い歯の間も、特にきれいにすることを意識しましょう。

舌苔に気を付ける

舌苔は舌にノリのようにこびりついてしまう汚れです。舌が白くなっていたら舌苔がある可能性が高いです。

舌苔は食べかすなどを餌に増えてしまった口内細菌のかたまりと言われています。

細菌は悪臭ガスを発生させるので、舌苔があると口臭が強くなってしまいます。

やさしく専用の舌ブラシで1日1回ケアして、少しずつきれいな舌を目指しましょう。

こまめな水分補給

水分不足は唾液の不足を招きます。唾液がでにくい時期には、水分で口内を潤して、たまりがちな口内細菌を洗い流してあげましょう。

お茶やコーヒーにはカフェインが入っていて、利尿作用で逆に水分を不足させることにつながるので水分摂取はお水がオススメです。

口臭だけではなく美容のためにも水を飲むことは大切。

人によって必要な水分量は違いますが目安として、1日に1L〜1.5Lはお水を摂取するといいでしょう。

定期的な歯科健診

口臭の原因は歯周病や虫歯など、病的な口臭の場合もあります。

「歯を磨いているから大丈夫」ではなく、自分では気付かないうちに口内環境が悪化していることもあります。

半年に1回は歯科検診をうけて、健康的な口内環境を維持しましょう。

自分では意識しにくい口臭もケアして快適に

口臭は身体的には女性の方が強くなりやすいといえます。正しい歯磨きの習慣や、毎日の小まめな水分補給などで生理的口臭は抑えることができます。口のなかで溶かすだけで口腔内の殺菌ができるタブレットなど、便利な商品も販売されているのでうまく利用して負担のないケアをしていきましょう。


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