乳酸菌をとればニオイが消える?腸内環境とニオイの関係
腸内環境が健康に重要と聞いたことがある方は多いはず。
ニオイにも腸内環境が関わっていて、腸内環境をサポートするというサプリメントなども多く販売されています。
実際に腸内環境は、ニオイに関わるのでしょうか?
腸内環境の重要性がわかったのは最近
まず前提として、腸内環境については研究が続いている段階です。
人間の身体で健康に関わらない臓器はないので、腸内環境のみがとても重要と考えるのではなく、食事、睡眠、運動など生活習慣をまず整えることが健康の基本となります。
サプリメントや健康食品に飛びつくのではなく、基本的な生活習慣の改善などもおこなっていくことをおすすめします。
腸内環境が悪いと体臭や口臭が強くなることがあるのは本当
腸内環境が悪くなってニオイの原因となる可能性がでるのは、便秘の時です。
便秘になると、腸内に便がたまり悪臭ガスを発生させます。その悪臭ガスは、腸壁から吸収され血流にのって肝臓に運ばれますが、解毒が追いつかなかった場合は悪臭ガスが肺や皮膚から排出されることがあります。
それが口臭であり、体臭になってしまうことがあるのです。
ただし、口臭に関しては口内由来のものが8割といわれているため、腸内よりもまずは口内細菌を増やさない努力が必要だと感じます。
なぜ便秘になるのか?
便秘の原因はさまざまです。
水分不足やストレス、食物繊維不足などがまず考えられます。
腸には善玉菌と悪玉菌と日和見菌がいて、腸内細菌のバランスが悪玉菌が多くなることで便秘になると言われています。
乳酸菌は善玉菌
乳酸菌は多種類の善玉菌の総称です。
現在までに400種類ほど発見されていますが、自然界にはまだ人間の知らない菌が多くあるとされています。
有名なのは、大腸で働くビフィズス菌、ガセリ菌なども乳酸菌に含まれます。
乳酸菌をサプリメントで摂取することで、善玉菌を補い、腸内のバランスを良くすることが期待されています。
ただし、乳酸菌をサプリメントで摂取しても乳酸菌は胃酸でダメになってしまったり、大腸までとどいたとしても、定着しなかったりと効果には疑問が残ります。
乳酸菌は食品からも摂取できますし、その他にも乳酸菌を活躍させる食材も常日頃から意識して取り入れることが大切です。
乳酸菌が含まれる食品
- チーズ
- キムチ
- ヨーグルト
- 納豆
- 漬物
など
乳酸菌を活躍させる食物繊維がとれる食品
- 根菜
- 豆
- 海藻
- キノコ
など
腸内環境には乳酸菌サプリメントではなく医薬品という手もあり
下痢の症状も腸内環境の悪化が関わりますが、きちんと効果が認められている医薬品がありますので、下痢症状がある場合、サプリメントではなく医療機関に相談して医薬品を選ぶようにしましょう。
医薬品の価格は1日3gで20円ほどだそうです。医薬品よりも高額になるサプリメントの購入は効果からいってもオススメできるものではないでしょう。
便秘による口臭が疑われる場合も、人工的に精製されたサプリメントではなく、食事や運動習慣の見直し、睡眠、ストレス解消、水分摂取の見直しなどを行うことで自然に解消することを目指すことをオススメします。